経済的な貧困は、健康リスクとなります。また、経済的な理由で医療や介護の利用を制限せざるをえない人も多く存在します。一方、目の前の患者さんが経済的な困難を抱えていることを把握できても、活用できる制度にたどり着くことは残念ながら容易ではありません。そこで、日本HPH（Health Promoting Hospitals & Health Services）ネットワークは、現場で活用できる制度をリスト化した「医療・介護スタッフのための経済的支援ツール」を作成しました。
このウェブサイトは、そのツールをもとに手元で検索できるように作成されたものです。学生や研修医がこのツールに触れることでさまざまな社会資源の存在に気づき、患者さんの経済状況に関心を払って、必要に応じて制度を活用し支援できる医療者となることを願っています。